SADP
『カナちゃん‥』
「だからケイくんも
ソウを1人の
人間として好きだから
一緒にいるんでしょ?」
ソウの家なんて
関係ないよ。
『うん!』
そう言ってケイくんは
私に抱き付いた。
私はケイくんの頭を
撫でた。
なんかケイくん、
弟みたい。
もし私が貧乏だったら
そんなこと
思ってないのかも知れない。
でも、今、私が
貧乏になったなら
胸を張って言える。
ソウはソウだって。
私とケイくんは2階にいる
ソウたちのもとへ行った。