SADP
ガクガクと震える体。
『カナちゃん!?』
心配してケイくんが
私を呼んだ。
「‥っ、」
その声に駆けつけて
1階にいた、
ソウとジロウくんが
私の前に来た。
『カナ?』
ソウが私の前に座った。
『どうした?』
ペシッ
そう言って私に
触れようとしたけど、
私はさっき無視されたことで
ついソウの手を払ってしまった。
「あっ、‥」
ごめん。
とは何故か言えなかった。
『‥カナ頼むわ。』
ソウはジロウくんに
そう言って階段を
下りて行った。