SADP


私、最低―――


自分がソウに
傷つけられたからって
ソウのこと
傷つけちゃったよ、



『っ、ソウ!!!!!』


私は階段を下りて行く
ソウを追った。



ソウは私の声を聞いて
階段の下で待っていた。



「‥っ、ごめんっ」

私は泣きながら
ソウに謝った。



トントントン‥


ふと、顔を上げると
いつの間にか
階段を上ってきていた
ソウがいた。


『‥触れてぇ』


「え‥?」
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