SADP
事の一歩前
「んー‥」
ガバッ
「寝れない‥」
1週間も外に出てないからか、
ストレスは溜まる一方。
水飲みに行こう‥
私は階段を下りて
1階のリビングを目指した。
あれから私は家に帰るのも
怖くて出来なかったので
今でもずっとソウの家に
居座っている。
みんなも、気を使って
一緒に泊まってくれている。
『ソウ、大丈夫か?』
突然、玄関の方から
声が聞こえてきた。
私が玄関を見ると、
ソウが靴を履いていて
その横にジロウくんが
心配そうに立っていた。