SADP




「おはよう」

私はみんながいる
リビングに行った。


『『おは―――』』

私を見てみんなは
目を見開いている。


『‥何で制服なんだよ?』

ソウが顔をしかめながら
言った。


『何でって、
学校行くからに決まってるじゃん』

私はソウに冷たく
言い放った。


『カナさん‥』

私を見てジロウくんは
心配そうにしていた。

こんな顔、
させたい訳じゃないのに‥


『何で急に言ってんだよ』

「気が変わったんだけ」

『‥何だよそれ』



私はソウの今の言葉を
聞かなかったことにして
朝ご飯を作り始めた。
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