SADP
『‥ツカサは?』
ソウが低い声で言った。
『中多久んとこ』
タバコを消してソウを見るカイ。
『‥っくっそ!!!!』
ソウがイスを蹴った。
『おいソウ、
1人でイラついてんじゃねーよ
‥ちゃんと話せ』
カイがソウにも負けず
低い声で言い放つ。
『‥コイツの顔みたことある
学校にいた』
ソウの一言に
血の気が引くのを感じた。
「っ、でも海外って‥!」
『だからいつも言ってんだろ!!!!
コンピューターなんてどうにも出来ん
だから全部信じんてんじゃねーよ!!!』
「っ、」
僕は自分のした失敗の
事の重大さを実感した。
『‥ソウ、そんなことより
今はカナちゃん助けることだろ。』
カイはそう言ってみんなを集めた。
中多久はカナちゃんを
狙ってた奴じゃなかった。
狙ってたのは
中多久の弟だったんだ‥