恋日和
――――――…
自分の席を確認して、緊張しながらも座る俺。
左隣の席には、既に綺麗な黒髪のショートの女の子がいた。
すげぇー綺麗な髪だ。
「なによ?あんた誰?」
急に顔をこちらに向けられて、絡まった目線を逸らせない…。
やべぇ…っ!
俺、もしかして見とれてた?
「あっ、いや、あは、は?」
ちょっと、いや、かなり。
口調がキツいことに、ムカッときたが、見てたのは俺で。
不信に思われても仕方がない。
こういう時はとりあえず、笑って誤魔化そう!