miss you...
 

メールはかなり続いた。


当時、私はまだ携帯を持っておらず、かといって友達と気軽に連絡をとれないのは不便で、
お母さんの携帯を借りてメールをしていた。

いわゆる、ママケー。


だから、メールの途中でも、
お母さんが寝るときは返さないといけないし、頻繁にメールをすることもできなかった。


だけど、だけど、
神山だけは違っていて……。

友達となら、すぐ切れるメールも、神山相手だとなんだかもったいなくて……

なんだか惜しくて……


できる限りメールを続けた。

……寝落ちしちゃうくらいに。

 
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