Blood Smell


私は…


どうすればいいの…?



ただ

今回の事が解決するのを待つしかできない…



“解決”


それは何を指すのか…


今の私には
考えることも苦痛でしかなかった



ゆっくりと
ベランダに出る


高台に先生の家は
ベランダから私たちの住む街を一望できた


夜景がキラキラ涙で輝いて見える


「先生…-。」

なんでか
先生に無性に会いたくなって
気づいたら口にしていた
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