Blood Smell
「とりあえず今は。その話じゃなくていいよ!」

「そうだった。
で、俺たちは人間の数倍早く動いて
人間の数倍目も耳も良い。そして、力は人間の数百倍も出る。」

私は聞いてるうちになんだか怖くなった

「お夏休みに入ってから、どうしてもお前の事が気になって・・・
でも、日中は海の家でバイトしてるだろうし。俺は出て行けない。

だから、夜は・・・。」


私はピンと考えがまとまった

「つまり・・・ずっと尾行していたの?」

怒りがふつふつと沸いてきた

「…まぁ…そんな感じかな?
あと、夜は少し観察に……。」

「はぁ?!!」
私は声を荒げた
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