Blood Smell
「もうぅ~完敗って感じ。」
私は広げたお弁当に向かって俯いた
昼休みは屋上で春奈とお弁当を広げるのが日課
最近は春の陽気が心地よくて
ついつい長居をしてしまう
「あはは!」
春奈は打ちのめされている私を見て笑い声を上げた
恨めしく春奈を見上げる
「なにさ。」
「冴がここまで苦戦するとはねぇ。
だって、冴って何気にモテるじゃん?
合コンだってお持ち帰りばっかりしてたし・・。」
昔も私は合コンや夜遊びに夢中だった
でも
先生が私の前に現れてからは先生の事ばかり
おかげで合コンなんて興味も持てなくなった
「過去の栄光なんて興味ないよ。
今は先生が欲しいの。」
小さなため息が漏れてしまう
そういえば
こんなに片思いをするのはいつぶりだろう
小さなことが嬉しくて
小さなことが悲しくて
私のすべてをコントロールする
「いっそのこと告白しちゃえば??」
「無理でしょー!?
だって、先生は明らかに私を嫌ってるもん。」
そう
せっかく生物の授業委員になったのに・・・
先生は初めて話した日と変わらないまま
私なんて見えてないような態度
そして
何を聞いても無反応
最近は本当にそれがショック・・・
またそんな態度を取られるのが怖くて
積極的に話しかける事も出来なくなってる
私は広げたお弁当に向かって俯いた
昼休みは屋上で春奈とお弁当を広げるのが日課
最近は春の陽気が心地よくて
ついつい長居をしてしまう
「あはは!」
春奈は打ちのめされている私を見て笑い声を上げた
恨めしく春奈を見上げる
「なにさ。」
「冴がここまで苦戦するとはねぇ。
だって、冴って何気にモテるじゃん?
合コンだってお持ち帰りばっかりしてたし・・。」
昔も私は合コンや夜遊びに夢中だった
でも
先生が私の前に現れてからは先生の事ばかり
おかげで合コンなんて興味も持てなくなった
「過去の栄光なんて興味ないよ。
今は先生が欲しいの。」
小さなため息が漏れてしまう
そういえば
こんなに片思いをするのはいつぶりだろう
小さなことが嬉しくて
小さなことが悲しくて
私のすべてをコントロールする
「いっそのこと告白しちゃえば??」
「無理でしょー!?
だって、先生は明らかに私を嫌ってるもん。」
そう
せっかく生物の授業委員になったのに・・・
先生は初めて話した日と変わらないまま
私なんて見えてないような態度
そして
何を聞いても無反応
最近は本当にそれがショック・・・
またそんな態度を取られるのが怖くて
積極的に話しかける事も出来なくなってる