Blood Smell
そういうと先生は
廊下側の暗幕を全て閉めた

「何をするんですか??」

「俺がこんなものを人間らしくとると思うか?」

そういうと先生はこの世のものとは思えないほどの
スピードと動きで
暗幕をはずしていく

いつの間にか廊下側の暗幕もはずされていた

「はい。持って行きなさい。」

三秒もかからなかった
暗幕はきちんとたたまれて私に渡された

「先生…やっぱりすごいんですね。」

「忘れるな…俺の本当の力と



恐ろしさを…。」


まるで私への警告のようにも聞こえた

先生はそのまま準備室へ消えた

私は教室に戻る


心が

恐怖に震えていた
< 64 / 303 >

この作品をシェア

pagetop