Blood Smell
目覚めたらちょうど10時だった

私はガバッと起きて
バスルームへ直行!!

寝癖をごまかすために
髪はゆるく巻いて

化粧も清楚に


鏡に映る自分を見る

ふと昨日の先生が頭に浮かんだ

「外泊の許可も取っておいたほうがいい…」

ボンッと顔が赤くなった







それって…やっぱり…

先生と…



「冴!お客様よ。」

洗面所にお母さんがいきなり入ってきて
私の妄想は吹き飛んだ…

「何にやけてるの?
気持ち悪いわね…
それより、お友達が見えてるわよ。」

「あは。


友達??


まさか!!」

私は玄関に急いだ

そこには同じ歳くらいの女の子がいた
黒い髪に真っ白な肌
目はルビー色

日本人形も真っ青なくらいの
完璧な女の子


「こんにちは冴サン。
シュルド様のご命令でお迎えに上がりました。」

軽く頭を下げてその女の子は言った

「シュルド?」

私は誰か分からなかったけど
女の子の容姿を見ると大体は想像ついた

「失礼しました。
修二様のご命令です。」

女の子は訂正した

「やっぱり…
分かりました。荷物を取ってくるので
ちょっと待っててください。」

私は自分の部屋からバックをとると
そのまま
お母さんのところへ向かった
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