青春途上中〈4〉
見境なくなるんだ
初めて見たのかもしれない。
「麻酔で寝てるみたいだから、もうじき目を覚ますかもって」
規則正しい寝息が聞こえてくる事に安堵する。
「…で、何があったんだよ」
怒気が満ち溢れている目で伊崎を睨んでいる。
人一倍、仲間意識が強い祥太にとって、この状況を大人しくしていられなかった。
「…俺が聞きてぇよ」
この状況に伊崎も腸煮えくり返っていた。
「麻酔で寝てるみたいだから、もうじき目を覚ますかもって」
規則正しい寝息が聞こえてくる事に安堵する。
「…で、何があったんだよ」
怒気が満ち溢れている目で伊崎を睨んでいる。
人一倍、仲間意識が強い祥太にとって、この状況を大人しくしていられなかった。
「…俺が聞きてぇよ」
この状況に伊崎も腸煮えくり返っていた。