青春途上中〈4〉
書く気は、さらさら無いが、適当に短冊を手に取る。

「忍は何て書いたんだ?」

「¨バカ犬が松橋さんと別れますように¨って書きました!」

満面な笑顔で本人の前で言うことじゃねぇだろ。

「はっ!それは一生無理だな。こいつは俺にベタ惚れだからな」

「はぁ!?適当な事言ってんじゃねぇ!!」

「おーおー、顔が赤いぞ」





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