青春途上中〈4〉
「お、おい!」

いつもなら罵声を浴びられて祥太達が止めてくれるはずなのに無言のまま伊崎は私の腕を掴み引っ張って行く。

何処に連れていかれるんだと思ったが、家に向かってるのだと途中で気づく。

家に着くまで伊崎は終始、無言のままだった。

部屋に着くなり思いっきり投げ飛ばされた。

「な…にしやがんだ!!」

「てめぇは俺が他の女と一緒にいてもいいのか?」





< 33 / 100 >

この作品をシェア

pagetop