青春途上中〈4〉
もし来ても大丈夫のように御飯は作っとかないと。

何の取り柄もないのに御飯すら用意してなかったら使えねぇ女だと思われる。

…もう思われてるのかもしれない。

そこら中が痛い身体を無理矢理動かして晩御飯の材料を買いに出掛ける。

財布と携帯をポケットに仕舞う。

ふ、と携帯がチカチカと点滅している。携帯を開くと祥太からのメールだった。

顔を出してないから心配のメールだ。




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