青春途上中〈4〉
一枚、手元にある篠原は投げ捨てて何枚かの小銭を出した。

「いや、全然足りねぇから」

松橋のツッコミを無視をして机に置いてあった松橋の煙草を拝借し篠原は煙草に火を点ける。

「なら、今日の昼は寿司だな」

「美味い場所知ってるんで案内します!」

散らばったカードをそのままに立ち上がりダラダラと校門から出る。

「一番少ない奴が驕りなー」

「「よゆー」っすね」

「完全に俺が負けるじゃーん」

やれやれと溜め息を溢しながら嬉しそうな顔をしている祥太がいた。




●end……………●


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