人心は、木漏れ日に似る
「……でさー、そいつ、めっちゃムカつく奴でさー。
班行動なのに勝手に出歩くし、やたらウチらに命令するし。
さすがに私も、イラッてきたからさ。
あいつが落とした指輪、遠くに放り投げてやったんだ」
「うっわー、梨沙、やるねー」
「そしたらそいつ、どうしたと思う?
こう、ウチらを指差して、
『無くしたから探してよ』
だって!
バカかっつーの!
投げたの私ですよー。
森に飛んで行きましたよー」
「でも、その人の自業自得だよね」
「けどさ、そいつ、全然反省してないから。
さっき、部屋の荷物荒らしてやったー」
「うわあ、陰湿ー」
班行動なのに勝手に出歩くし、やたらウチらに命令するし。
さすがに私も、イラッてきたからさ。
あいつが落とした指輪、遠くに放り投げてやったんだ」
「うっわー、梨沙、やるねー」
「そしたらそいつ、どうしたと思う?
こう、ウチらを指差して、
『無くしたから探してよ』
だって!
バカかっつーの!
投げたの私ですよー。
森に飛んで行きましたよー」
「でも、その人の自業自得だよね」
「けどさ、そいつ、全然反省してないから。
さっき、部屋の荷物荒らしてやったー」
「うわあ、陰湿ー」