あの日
俺はそれから由紀のもとへと向かった。
 「由紀!!」
 「えっ!?智君どうしたの?」
 「由紀、話がある」
 「なに・・・?」
 「おれ怖かった・・・由紀と一緒にいることで優香のことを忘れるんじゃないかって、だけど俺決めたんだ!」
 「なにを・・・?」
 「俺は今一番好きな由紀を大事にする!」
 「・・・ありがとう」
 由紀はいつもの笑顔を見せてそう言った。
 「だから、由紀も俺のことを好きでいてくれ!こんな無愛想な奴だけど由紀を思う気持ちはだれにも負けない!」
 「わかった!ありがとね智君!」
 「ああ、家まで送るよ」
 「うん」
 俺は由紀を家まで送った。
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