あの日
行きのバスの中では幸次が騒いでいた。
「うっふぇーい!!なあ智楽しみだな!!」
「うるせーな、ちょっと黙っとけよ」
「えーーーいいじゃんか」
「うるさいの!」
「いやーん、智君おこっちゃやーよ」
「きもちわりーよ」
「おいそこの馬鹿2人うるせーよ!!」
西野が怒声を上げる。
「すんません…」
「静かにしてろ」
「はい…」
そして合宿場へ着いた。
「よし、20分後に荷物を置いてグランドに集合しろ!」
大蔵から指示が出る。
「はい!」
そして20分後。
「よし全員そろったな」
「はい!」
「内野陣はノック、外野陣はトレーニング、ピッチャー陣は走りこみだ、いいな!」
「はい!」
「木座希!」
俺は大蔵に呼ばれた。
「はい!」
「お前は別メニューだ」
「はい!」
「鈴木!」
幸次も呼ばれた。
「はい!」
「おまえらはロードワークに行って来い」
「はい!」
「今回の合宿ではお前らはロードワークだけだ」
「はい!」
それから1週間俺たちはロードワークだけをして合宿を終えた。
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