Dear My Angel
「これ、ロケットがついてるんだね…」




「うん。ここに好きな写真入れなよ…」



「じゃあさ、あとでプリクラ撮りに行こうよっ♪それを、このロケットに入れるの。テツ…いいよね?」




「わかったよ…じゃあ、着替えて行こうか」


あの時の香澄の無邪気な笑顔は、いつまでもテツの頭の中から離れなかった…。






それから2年半くらい、大きなケンカもなく、幸せな日々だった…。




あの日が来るまでは…。
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