Dear My Angel
片手には、香澄がテツ宛てに残した最後の手紙を握りしめていた……。



「…香澄……香澄……」




テツは声を殺して泣いた…。









本当は…現実を知るのは恐い……。

でも、香澄は現実を受け止めて、最後まで生きたんだから……。



数時間経って、テツは香澄の手紙を読む決心をした。




香澄の字は、元気そのものだった…。
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