Dear My Angel
「…テツの事、聞いたよ」



「…テツ…怒ってるよね…?…私って…マジで最低だよ…」




「テツとやり直せないの?」



香澄は外を眺めて、口を開いた。




「今から言う話…テツにも恵ちゃんにも…秘密にしてくれる…?」




「…いいけどさ…恵子にも内緒なの?」



「…恵ちゃんには、後で私から話すけど……テツには絶対に秘密にして!!…お願い、聖斗くん…!」



香澄の目には涙がうかんでいた…。


「…わかった…テツには秘密…な」



「ありがとう…やっぱ恵ちゃんが選んだ人だぁ…そんで、テツの大親友……。私、聖斗くんを信じて話をするよ……」






「話……?」
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