Dear My Angel
「綾女ちゃん…私、お腹の中に…命があるんだ…それも、双子…」



突然の香澄の告白に、綾女は声を荒げた…。



「何…どうするのよ!すぐに病院に行って、中絶の手続きするのよ!…テツくんは知ってるの!?」


「…テツは知らない。私…赤ちゃん産むから…」



「何考えてるのよっ!!あんたは産める体じゃないのよ」


「でも…この子達には罪はないっ!産みたい…どうしても産みたいの!」



「産むってことは、あんたの命が削られるってことなのよ…!?お姉ちゃんは反対だからね!」
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