Dear My Angel
香澄は綾女の話を聞いて、より一層…決心を固めた。




「…綾女ちゃんゴメン。私…綾女ちゃんの気持ちに応えられない」




「香澄…!?」




「綾女ちゃんが、私を大切にしてくれるように…私にはこの子達が大切なんだ…。だって、この子達は…私とテツの結晶なんだもん。私の愛した…たった1人の人の子供達なんだから…。私は私の命を賭けて、子供達を守る!…もしここで産ませてくれないなら、私は家を出て…1人で産みます…!」



香澄は家を飛び出した。
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