Dear My Angel
「びっくりしたよぉ。どうした…?」


聖斗がドカッと座った。



「…聖斗くんゴメンね。私が…恵ちゃんに頼んで、呼んでもらった……」


カスミは、聖斗の前で初めて声を出した…。




「…えっ!?カスミちゃんが…しゃべってる……ウソだろ!?」




「これが…ホントなんだよね〜…。びっくりしたでしょ…?」



恵子は冷静に話す。



「恵子は知ってたのか?」




「えぇ…探しに行った日にね。カスミは…私達の知ってるあの『香澄』なのよ…」
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