Dear My Angel
しかし…香澄の方は、すごく怒っているみたいだった。



「先生に頼まれて、準備室の掃除…君は遅いし…一人でやろうとしたら、落ちるし…私ってめちゃくちゃ運悪いんだけど…!」




香澄が一人で一生懸命やってくれてた事にテツは、申し訳なく思った…。



「…ゴメン。クラスの掃除が遅くなって…僕やるから、ここで寝てるか、先に帰ってくれていいからさ…」




「…そんな訳には行かないわよ…私もやるから…」

さすがに香澄も機嫌を直したみたいだ。




しかし、さっき落ちた事が気になっていたテツは香澄に……



「でも…さっきので怪我してない…?」
< 32 / 320 >

この作品をシェア

pagetop