Dear My Angel
「…どうリアクションとっていいの?」



「どう…って、テツが香澄ちゃんをどう思ってるか…じゃない?」



「別に…どうって…」



聖斗はテツに耳打ちした。

「香澄ちゃんさぁ、恵子や綾女さん…香澄ちゃんのお姉さんなんだけどさ…その二人以外に笑った事ないし、心開かない娘なんだ…。それで、俺と恵子が付き合ってから、恵子に対してもよそよそしくなっちゃってさ…」


「それとこれと…どう関係あるの?」


「だから、恵子も気にして、俺との距離を縮めてくれんからさ…。お前…確実に香澄ちゃんを落としてるんだって…じゃなきゃ、香澄ちゃんが笑う訳ないだろ…!?」
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