Dear My Angel

「…ワガママじゃないよ…。だって君はこんなに苦しいくらい悩んだんだから……」




「…テツくん……」





テツは、香澄の手を離さずに優しく握っていた。




香澄が泣き止むまで……。




香澄が落ち着くまで……。




時間がゆっくりと流れていた………。