Dear My Angel
「ども……」



テツは挨拶はしたが、香澄の顔がまともに見れなかった…。



「…テツくん!?…なんでっ!?」



香澄は驚き、同時に涙が止まらなかった。

二人の様子を見て、恵子は笑顔で言った。



「…じゃあ私…帰るわ」




「えっ恵ちゃん…なんで?」


「だって、これからデートだもんっ…じゃあね♪」




恵子はすぐにエレベーターに乗って降りてしまった。
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