ただ今、政略結婚中!
「あれって……。せ、生理のことです……」
男の人に言うのは恥ずかしすぎる。
戸惑いながら言うと、彼は涼しげな顔で頷いた。
「で?」
「そうしたら、赤ちゃんが出来たかわかるので……それまで待とうかと……」
端正な顔で睨まれると、言葉が続かなくなってしまう。
「その先は?」
「えっ、その先は……」
決めていなかった……。
小さく首を横に振ると、隼人さんがバカにしたように鼻で笑った。
「それは決まったとは言わない。2週間後、赤ん坊が出来ていなかったらどうするんだ?結論を2週間先に延ばしたに過ぎないだろう?」
指摘されて私は深いため息を吐いた。
「だって!仕方ないじゃないですかっ。まだあなたがどんな人かもわからないし、他に女の人がいるみたいだし、でも実家は困っていて……」
「……わかった。2週間後まで待とう」
そう言って隼人さんはテーブルに置かれたままの2つの指輪を手にした。
「?」
隼人さんは私の左薬指に結婚指輪、右薬指にピンクダイヤをはめた。
男の人に言うのは恥ずかしすぎる。
戸惑いながら言うと、彼は涼しげな顔で頷いた。
「で?」
「そうしたら、赤ちゃんが出来たかわかるので……それまで待とうかと……」
端正な顔で睨まれると、言葉が続かなくなってしまう。
「その先は?」
「えっ、その先は……」
決めていなかった……。
小さく首を横に振ると、隼人さんがバカにしたように鼻で笑った。
「それは決まったとは言わない。2週間後、赤ん坊が出来ていなかったらどうするんだ?結論を2週間先に延ばしたに過ぎないだろう?」
指摘されて私は深いため息を吐いた。
「だって!仕方ないじゃないですかっ。まだあなたがどんな人かもわからないし、他に女の人がいるみたいだし、でも実家は困っていて……」
「……わかった。2週間後まで待とう」
そう言って隼人さんはテーブルに置かれたままの2つの指輪を手にした。
「?」
隼人さんは私の左薬指に結婚指輪、右薬指にピンクダイヤをはめた。