ただ今、政略結婚中!
「2週間ソファで眠るのは辛いだろう?それにどこにいてもセックスなんて出来るんだ。ソファがご所望ならソファでも構わない」


「な、何を言っているんですかっ!」


「俺がしたいと思えば、どこにいてもお前は逃げられないってことだ。ベッドは広い。ベッドで休むんだ」


「そ、それでも嫌です。ソファでいいです。掛布団もありますから おやすみなさい」


足元に折りたたまれた上掛けを広げソファの上に横になった。


「勝手にしろ」


隼人さんは呆れたように言うと、電気を消していなくなった。


ドアを閉める音しか聞こえない。


寝室へ行ったのか、書斎に行ったのかわからない。


今日でニューヨーク滞在2日目か……。


あと2週間、やっていけるかな。


隼人さんから本気でせまられたら拒めない。


拒める人がいたら見てみたい。


それだけ男としての魅力のある人だと思う。


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