ただ今、政略結婚中!
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腕がチクッと痛んだ。
驚いてうっすら目を開けると、隼人さんとその隣に金髪の男性がいた。
「目が覚めたか」
「私……」
起き上がろうとすると、金髪の男性に「NO」と言われた。
隼人さんに肩を押さえられ、枕に頭が落ちる。
急に動いて眩暈に襲われた私は目を閉じた。
枕……?
寝室だった。
私、隼人さんのベッドに寝ているんだ……。
「まだ起きるな。熱がある」
「ご迷惑かけてしまって、ごめんなさい……今、何時――」
「21時を回ったところだ。今日も遅くなると電話を入れても出ないから急いで戻ってきたんだ」
腕がチクッと痛んだ。
驚いてうっすら目を開けると、隼人さんとその隣に金髪の男性がいた。
「目が覚めたか」
「私……」
起き上がろうとすると、金髪の男性に「NO」と言われた。
隼人さんに肩を押さえられ、枕に頭が落ちる。
急に動いて眩暈に襲われた私は目を閉じた。
枕……?
寝室だった。
私、隼人さんのベッドに寝ているんだ……。
「まだ起きるな。熱がある」
「ご迷惑かけてしまって、ごめんなさい……今、何時――」
「21時を回ったところだ。今日も遅くなると電話を入れても出ないから急いで戻ってきたんだ」