ただ今、政略結婚中!
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食べ終わった頃、戻ってきた隼人さんはトレーを取り上げてチェストの上に置くと、戻って来て隣に横になった。
「か、風邪が移っちゃいます。私、ソファへ行きます」
「この何年間、風邪を引いたことがないんだ。気にするな」
「でも……」
「襲われると思っているのか?病人を襲う趣味はない」
「そ、そんなこと思っていませんってば」
慌てて言うと、隼人さんが声を出して笑った。
「そうなのか?」
「そ、そうです」
「そう言うことにしておこう」
そ、そう言うことにしておこうって……本当にそんなこと思っていないのに。
隣にいる隼人さんを意識しながらもまた眠くなる。
酷い寝相になりませんように。
食べ終わった頃、戻ってきた隼人さんはトレーを取り上げてチェストの上に置くと、戻って来て隣に横になった。
「か、風邪が移っちゃいます。私、ソファへ行きます」
「この何年間、風邪を引いたことがないんだ。気にするな」
「でも……」
「襲われると思っているのか?病人を襲う趣味はない」
「そ、そんなこと思っていませんってば」
慌てて言うと、隼人さんが声を出して笑った。
「そうなのか?」
「そ、そうです」
「そう言うことにしておこう」
そ、そう言うことにしておこうって……本当にそんなこと思っていないのに。
隣にいる隼人さんを意識しながらもまた眠くなる。
酷い寝相になりませんように。