ただ今、政略結婚中！
繰り返される身体への愛撫に、淫らに身体をくねらせてしまう。


「あっ……んっ……」


抵抗するまもなく、タオル地のショートパンツとショーツがあっという間に脱がされてしまう。


恥ずかしさに隼人さんの腕をきゅっと掴むと、優しいキスが額に落とされた。


「恥ずかしがる顔もそそられるな」


端正な顔に笑みを浮かべながら言うと、唇を重ねて舌を絡ませてくる。


「ん……ふぅ……」


隼人さんの唇が下唇を啄み離れていきそうになると、自分から舌を求めて追っていた。


彼の節ばった男らしい手の甲に唇を押しあてる。


隼人さんの唇は喉元から胸の谷間、そして腹部へと刺激を与えながら下へと降りていく。


その感覚にびくりと身体が震えて彼の唇を避けようとした。


「や……ぁ……」


微かな抵抗はもろともせず、脚の間に指が入れられた。


「ああっ……いや……ぁ……」


一本の指が身体の中でうごめき、トロリとしたものが出てくるのがわかった。


< 316 / 566 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop