ただ今、政略結婚中!
「あっ!……ああん……っあ……」


昨日より身体に受ける強い刺激に、私の甘い声が部屋に響く。


濡らすソコに抽送が繰り返されると、隼人さんが「うっ」と呻いた。


「あまり締め付けるともたない……」


そんなことを言われても、よくわからない。


「っ……あん……はやと……さんが……ぁあ……」


何度も何度もビクビクと痙攣したような感覚に、怖くなって隼人さんの首に抱きついた。


******


ゆっくりと薄れていく意識の中で、隼人さんが何か言っている。


「明日はゆっくり寝ているといい」


「ん……」


隼人さんの胸に額をつけて寄り添うと、規則正しい心臓音が子守唄の様に聞こえてきた。


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