ただ今、政略結婚中!
2
愛人の証拠?
ジョン・F・ケネディ国際空港に到着した私は隼人さんを待っていた。
到着時刻は定刻通りで16:25分。入国審査、税関と終えて到着ロビーに出たのは1時間後だった。
迎えに来ているはずの隼人さんの姿はない。
大きなスーツケースを気にしながら、隼人さんの姿を求めて辺りを見廻す。
「いない……」
いくら探してみても彼を見つけられず、心細くなると同時に腹が立ってきた。
ちゃんとメールしたのに、いないなんてちょっと酷すぎない?
携帯電話をバッグの中から取り出して、電話をかけてみる。
『Hello?』
「隼人さん、今どこですか?」
『……会社にいる。あぁ……そうだった、今空港なのか?』
すぐにわかったようだったけれど、まだ会社にいることにあ然となる。
「迎えに来てくれるってメールをくれたじゃないですか」
心細くて、つい責めるような言い方をしてしまう。
到着時刻は定刻通りで16:25分。入国審査、税関と終えて到着ロビーに出たのは1時間後だった。
迎えに来ているはずの隼人さんの姿はない。
大きなスーツケースを気にしながら、隼人さんの姿を求めて辺りを見廻す。
「いない……」
いくら探してみても彼を見つけられず、心細くなると同時に腹が立ってきた。
ちゃんとメールしたのに、いないなんてちょっと酷すぎない?
携帯電話をバッグの中から取り出して、電話をかけてみる。
『Hello?』
「隼人さん、今どこですか?」
『……会社にいる。あぁ……そうだった、今空港なのか?』
すぐにわかったようだったけれど、まだ会社にいることにあ然となる。
「迎えに来てくれるってメールをくれたじゃないですか」
心細くて、つい責めるような言い方をしてしまう。