ただ今、政略結婚中!
ヘンリーに3基あるうちの一番奥のエレベーターに案内されて乗り込むと彼も一緒に乗った。
話しかけられたらどうしよう……。
考えながらチラッとヘンリーを見ると、直立不動で上がっていく数字を見ていた。
話しかけられなさそう……良かった。
エレベーターが到着すると、隼人さんの部屋へ案内されカギを開けてくれた。
「さ、Thank you.」
お礼を言わなくては、と出た言葉だった。
『You're welcome.』
玄関にスーツケースを置いたヘンリーはお辞儀をして帰って行った。
ドアが閉まり、おそるおそる室内へ足を踏み入れる。
広いリビングはグレーの壁紙で、センスの良い黒革の大きなソファセットが置かれ、50インチ以上はありそうなテレビとオーディオセット。
本当に寒色系が好きなんだ……。
あの家とは真逆なインテリアだわ。
話しかけられたらどうしよう……。
考えながらチラッとヘンリーを見ると、直立不動で上がっていく数字を見ていた。
話しかけられなさそう……良かった。
エレベーターが到着すると、隼人さんの部屋へ案内されカギを開けてくれた。
「さ、Thank you.」
お礼を言わなくては、と出た言葉だった。
『You're welcome.』
玄関にスーツケースを置いたヘンリーはお辞儀をして帰って行った。
ドアが閉まり、おそるおそる室内へ足を踏み入れる。
広いリビングはグレーの壁紙で、センスの良い黒革の大きなソファセットが置かれ、50インチ以上はありそうなテレビとオーディオセット。
本当に寒色系が好きなんだ……。
あの家とは真逆なインテリアだわ。