女磨きの法則

まあ、フラれることくらいわかってました。

これは負け犬の遠吠えではない。

小谷君には好きな人がいるのだ。

これまた同じクラスの女の子。

彼女はアタシと同じ小学校だった。

色が白く、勉強もできて、

吹奏楽部というかわいらしい部活で

華奢な女の子なのだ。

きっとそんな彼女に小谷君は惚れたのだろう。

あくまでも自分の考え。

それにアタシはというと

勉強はそこそこだし

バレーボール部で

毎日毎日辛い練習ばかりだった。

今はもう引退したが

今思うとよくやったと思う。

こんなんじゃモテるわけないよね、ハハッ。
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