時の流れに逆らって…
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再び二人の間に沈黙が流れる……
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『そう言う訳ではないのだ……。』
今度、沈黙を破ったのは匡政だった。
私はその言葉に反応し顔を上げた。
『…ただ……想像がつかぬのだ…400年後と言われても……。そなたは想像出来るか?突然、400年後はどうなっていると言われたら?』
トツトツと考えながら喋っているらしい…言葉の節々でたまに詰まっている…
……考えて見ればそう思う……もし他の人に400年後の未来を言われても…
『……私も考えた事なかった………400年前の過去の事なんて…本や授業でしか習ったことのない世界のことなんて……』
再び二人は黙ってしまった…
『大丈夫だ…私はそなたを信じることにした。』
匡政は優しく微笑んで答えた。その顔を見た瞬間私の頬を一筋の涙が流れた…
前にここで流した涙とは違う涙……
悲しくて怖くて流した涙ではない……
貴方に信じてもらえた……
それが私には嬉しかった……
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