時の流れに逆らって…
『藍音様!やっとお見つけました!』

沈黙を破ったのは藍音でも男性でもく千春だった

『浅野(アサノ)!藍音様に何をしている!?』
千春は素早く浅野と呼ばれた男性を押し退け藍音と浅野の間に入る
浅野は藍音を睨みながら千春に言う

『千春…こいつは何者だ?親方様の居所を聞いてきやがった』

『藍音様を睨むのは止めろ…浅野…お前の思っているような者ではない…』

千春がそう言うと浅野は渋々藍音を睨むのを止め千春を見た

『千春、お前が言うので信じよう。しかしこれからもこのような事があれば貴様を切り捨てる…』

浅野はそう言い残し去って行った……









ペタン―……


藍音は腰が抜けて座り込んでしまった


『大丈夫ですか?私(ワタクシ)が着いて居ながら怖い思いをさせてしまい申し訳ありませんでした…』

『大丈夫だよ☆少し怖かっただけだよ…それよりごめんね千春サンの話しも聞かずに勝手に部屋を出ていって…』

千春が申し訳なさそうに謝るので藍音はどうしていいか分からなかった…

















『そんな所で何をしているのだ?』

不意に後ろから声が降って来た。後ろを見上げると匡政と浅野が立っていた。




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