記憶の桜 -栄枯幻世-


「葛葉涼です」



挨拶すると、後ろからいきなり白百合さんに羽交い締めにされる。



な、何事!?



「ほな、涼はん。お着替えしまひょか?」


美人なだけに、鈴蘭さんの黒い笑みが怖く感じた。



「のぁぁああぁ!!!!!!」



店の中に私の悲鳴が響き渡った。




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