記憶の桜 -栄枯幻世-
【土方】


俺は総司と共に座敷で、涼の着替えが終わるのを待っていた。



「のぁぁああぁ!!!!!!」



涼の悲鳴が聞こえた。



恐らく、着替えに取りかかったのだろう。


「今の声、涼ちゃんですよね」



総司は面白そうに、声のした方を見ていた。



すると、廊下から騒がしい足音が、この座敷に近付いて来る。



多分…。




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