記憶の桜 -栄枯幻世-
「えっ…。ちょっ…」
涼は総司に助けを求めようとするが、奴は口笛を吹きながら、明後日の方を見ている。
「どうする?今、此処で俺に脱がされるか、接待を終わらせてから脱ぐか…。好きな方を選べ」
俺は涼の手を押さえ付けながら、選択肢を出す。
「分かりましたよ、やります!やれば、良いんでしょ!やれば!!」
「よし、頼んだぞ」
涼の上から身体を退けると、涼は素早く立ち上がった。
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