記憶の桜 -栄枯幻世-


「土方さんの変態!」



と捨て台詞を残し、涼は座敷を出て行った。



「まったく、相変わらず、むっつりですね。土方さん」



「うるせぇよ」



俺は総司の話を適当に流し、雨が降る外を見つめ、奴の顔を浮かべた。



もうあんたの好きにはさせねぇ…。


近藤さんを大将に押し上げる為にはあんたは障害にしかならねぇ。、



悪いが、消えてもらうぜ…。



芹沢さん…。





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