記憶の桜 -栄枯幻世-



浪士の首をはねようと、刀に力を入れた。



「てめぇら、何してやがる!」



凛とした男の声がした。



刀を浪士の首に当てたまま、声のした方に視線を移す。



そこには浅葱色の羽織を纏った男が2人、立っていた。








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