記憶の桜 -栄枯幻世-


「今日はこいつからお前らに話がある」




土方さんに目配せされ、私は一歩前に出た。




「噂の通り、私は女です。そして、花散り鬼でもあります」




今まで隠してたんだから、批判を受ける覚悟は出来ている。




それでも…。




「でも、私は此処にいたいんです。どうか、私を此処に置いてください!お願いします!!」




私は深々と頭を下げた。







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