記憶の桜 -栄枯幻世-


「あ、土方さん。あの隊士達は?」




あの隊士達とは私を襲った2人の事だ。




「処分が決まるまで謹慎だ」




「じゃあ、彼らの処分は無しにしてください」




だって、彼らは悪くない。




私が女だと隠していたせいで、ゆりに利用されただけだから。




「分かった。お前ら、各自解散しろ。涼は俺について来い」




私は土方さんと広間を後にした。






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