記憶の桜 -栄枯幻世-


「今回は俺達だけでやりたいんだが、人数がな…」




副長の顔色が曇る。




それもそうだ。




今、新選組は体調を崩している者が多く、動ける人数が少ないのだ。




もしかしたら、彼女の力を借りなくてはいけないかもしれない。




「まあ、俺達が隠してても口の軽い奴らがいるからな」




「それってオレらの事?土方さん」




後ろを振り向くと、平助、新八、左之が立っていた。







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